「生産性・品質向上の事例及び各社の課題抽出①」
参考資料 https://www.i-kiss.co.jp/20251007.zip
 
今回の勉強会ですが、お題が何だろうと我々のすべきことに変更はなく、「生産性・品質向上」には
「IT・AIによる機械化・省人化・効率化の推進」を淡々と実行するのみと思います。
人間の代わりに機械に仕事をさせれば、生産性も上がりますし、ミスをしないので品質も向上すると思います。
 
1.AI全体像の解説
前回の繰り返しですが、全体像を理解した上で話を始めたいと思います。
 
2.最新動向のご紹介(AIエージェント実現に向けて、着々と進捗中なのが伺えます)
OpenAI、ChatGPTで直接買い物できる新機能「Instant Checkout」を米国で提供開始
https://news.yahoo.co.jp/articles/111559c299c4d2a3f6e2914d958106dfa37151e3
 
AIモデルの実務能力を測定–OpenAIの新たな評価指標「GDPval」とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ba57b9eb6923e059ccfe6963fdfe12c03a50861
 
3.生産性・品質向上の事例紹介
生産性向上の事例
業務プロセスの自動化や効率化により、時間とコストを削減した事例です。

・出品・登録作業の自動化
課題: 中古ブランド品を複数のECサイトへ出品する際、サイトごとに商品説明文を作成する作業に時間とコストがかかっていました。
解決策: 生成AIツール「Google Gemini Cli」を活用し、基本情報を一度入力するだけで、複数のECサイト(ebay、BUYMA、ヤフオク!等)に最適化された商品説明文を一括で自動生成する仕組みを構築しました。
効果: 外部委託コストと出品までの時間を大幅に削減し、手作業によるミスも防止できるようになりました。

・データ入力・集計作業の効率化
課題: 複数店舗の売上データを手作業で入力・集計しており、二度手間や入力ミスが発生していました。また、FAXで届く紙の受注情報を手作業でシステムに入力する手間が、社長の業務を圧迫していました。
解決策: Googleスプレッドシートの関数を活用して、各店舗からのデータ入力を自動で集計する仕組みを構築しました。有料版ChatGPTの機能を使い、紙のデータを効率的にデジタル化する方法を導入しました。
効果: データ処理にかかる時間と労力を大幅に削減し、担当者はより付加価値の高い業務に集中できるようになりました。

・コンテンツ制作の効率化
課題: 1人でのサロン経営のため、YouTube動画やSNS投稿といった情報発信コンテンツの制作に十分な時間を割けずにいました。
解決策: 生成AIを活用し、Webマーケティング講座の動画を分析・要約して台本を作成したり、競合のYouTube動画から「成功パターン」を抽出して独自の台本テンプレートを作成する方法を導入しました。
効果: 専門知識に基づいた質の高い動画シナリオやSNS投稿を、短時間で効率的に作成できる体制を構築しました。

・画像加工作業の効率化
課題: ネットショップに掲載する商品写真の加工や、モデルが着用した画像の確保に非常に手間がかかっていました。
解決策: 画像生成AI「SeaArt」や「Clipdrop」を導入し、自社製品をモデルが着用しているかのようなリアルなイメージ画像を作成。商品のPR画像を多様な背景や雰囲気で効率的に生成する方法を習得しました。
効果: 写真撮影や画像加工、モデル確保にかかる時間と費用を大幅に削減しました。

品質の向上事例
コンテンツの訴求力を高めたり、サービスの質を向上させたりした事例です。

・プロモーションコンテンツの品質向上
課題: 集客に悩んでおり、ホットペッパービューティーなどに掲載する情報も、競合との差別化ができていませんでした。
解決策: 生成AI(Canva、Google NotebookLM)を活用し、魅力的な紹介文や画像を生成。さらに、AIで作成した解説音声を基に、サービス内容を分かりやすく伝えるプロモーション動画を制作しました。
効果: サロンの強みを的確にアピールする高品質なコンテンツを作成し、情報発信力を強化しました。

Webサイトの品質と検索順位の向上
課題: ホームページが希望するキーワード(例:「ケータリング 大阪」)で検索しても30位以下と、全く上位に表示されませんでした。
解決策: 表示速度が速く、デザイン性の高いWordPressのテンプレートに変更。生成AIも活用しながら掲載コンテンツを充実させ、SEO対策(検索エンジン対策)を強化しました。
効果: ユーザーにとって見やすく、魅力的なサイトになった結果、検索順位が10位以内(1ページ目)へと大幅に向上しました。

動画コンテンツの品質向上
課題: 運営するYouTubeチャンネルの視聴者を海外にも広げたいと考えていましたが、そのための具体的な手法がありませんでした。
解決策: 動画編集ソフトの機能を活用し、YouTube動画に多言語字幕を追加しました。
効果: 海外の視聴者にも内容が伝わるようになり、コンテンツの品質とリーチできる範囲が向上しました。

建築パース・ビジュアルの品質向上
課題: 顧客への提案に使用する建築パース(完成予想図)やビジュアルを、よりリアルで高品質なものにしたいと考えていました。
解決策: 画像生成AI「Sea Art AI」や「Adobe Firefly」などを活用し、建物の外観や内装デザイン、家具の配置などをシミュレーションする方法を習得しました。
効果: 高品質なビジュアルを用いた提案が可能となり、顧客満足度や受注確度の向上が期待されます。

 
4.各事例を実現した技術の詳細を解説
単なる事例紹介だけでなく、各社内で事例と同様の内容を再現できるよう、
具体的な技術内容を解説いたします。

・RPAを代替
–アプリへの自動記入
–PDFファイルへの自動記入
http://www.weband66.com/pdf/sample.html
–WEBページへの自動記入
 
・Gemini CLIとPythonを使ったAIワークフロー
 
・簡易なアプリを作成
Pythonでデスクトップアプリ
PHPでWEBアプリ
XAMPP
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
 
・品質チェック/間違い探しシステム
 
5.各社の課題抽出

6.ご意見・ご要望
以前、ご意見としてお伝えさせていただいた通り、データベースのようにインストール時に再起動が必要なものなどもありますので、事前準備で必要なものを先に共有していただきたかったです。


Pythonを使ってシステムを作り始めているという、まさにちょうど良いタイミングだったのでとても有益でした。
AIワークフローについて、色々調べるのですがいまいちイメージがつかないです。
・RPAとの違い
・AIエージェントの違い(この運用はもう少し先の話ですよね?)
・初心者でも使いやすいツール(Difyを見てみましたが英語表記で難しそうな印象・・・)
このあたりが知りたいのと、使いやすいツールで実際にどんな作業ができるのかデモを見てみたいと思いました。